Les Misérablesアフタートーク「後編」

どうも。武部です。
今回はLes Misérablesアフタートークの後編です。
彼らがどんな思いで舞台に立ったのか、そして将来のことを語ってくれました。

それではお楽しみください。

最後カーテンコールで全員揃った時うるっときてしまったのですがラストシーンあたりの心情はどうでした？

{{團}{もうやり切った！って気持ちで終始ニコニコでしたね
重荷が降りたと言いますか、シンプルですけど「あぁよかった、成功して終わらせれた！」って感じです。}} {{山}{カーテンコールの時なんかは、僕がお辞儀したらもうほとんど終わっちゃうんだってなって、可能な限りゆっくり登場できるようにしてましたね
ま、曲の都合があるんで、実際には無駄な足掻きなわけですがw}} {{本}{私も、もうとにかく達成感ですね。
実は前日くらいから若干喉の不調があって....その状態でなんとか歌い切ることができた、そしてメンバーのみんなも練習通りの素晴らしい歌唱と演技をしてくれた、成功させられたんだという嬉しさでドッキドキでした。}} {{谷}{本当に、遠いところまで来たんだなぁ。と。しみじみと思いました。
去年みたいに「やり切った！！」っていうアッパーな感じというよりかは「終わったんだなぁ」という寂しさの方が強かったと記憶しています}} {{杉}{カーテンコールの音楽や出る順番とかは僕が監督させてもらったんですが、弾きながら達成感とともに終わることへの淋しさもありました。
どんなことにも終わりは来るんだな、って。
それでも出てくる役者さんは眩しかったので全力でピアノを弾かせてもらいました。}} {{武}{終わった後レミゼメンバー同士で何か話したんですか？}} {{本}{終わってすぐ楽屋では、お疲れ様！！良かった！！！と抱擁の連続でしたね それ以降はあまりちゃんとまとまって話せてないかな？
当日は終わってすぐみんなバラバラだったし、打ち上げはまた今度やるので！}} {{杉}{すぐに写真撮影と片付けをしたから意外と喋ってないよね}} {{本}{だから、今こうやって感想を言い合えてるのはめちゃくちゃ楽しいですね}} {{谷}{ホンダが何か喋ってもよかったんですけど、舞台上で喉を使い切ってしまったらしくて、「後に回そう」ということになったんでしたっけ？}} {{本}{そう言えばそうやったね、、、お恥ずかしい}} {{團}{僕は、寺野下先生と強い握手をしましたね！
あと何人かを、高揚した気持ちのまま抱きしめた覚えがあります。}} {{谷}{寺野下先生が手を差し伸べてくれた時は本当にホロリと来そうになりました…}}

来ていただいた方々からの感想に来年も見たいとのお声があったのですがどうですか？

{{杉}{ぜひやりましょ…あ、受験…}} {{谷}{受験…}} {{本}{うーーん.... レミゼのメンバーは全員高2で、あまり高1に引き継ぐ、というのは僕たちは考えてないですねぇ
僕たちが来年もできたら良いんですけど！！！
高1の中に有志が居て、同じようにイチから40人で作り上げる、みたいなのがあったらそれはそれで面白いとは思います！}} {{團}{まぁ僕たちはここでお終いとなるんですけど、受け継がれないのは確かに少し物悲しいですね}} {{杉}{後世に受け継ぐ事もできるかもしれないんですけど、僕は違うような気がします。
人集めから始めて一からこれだけのミュージカルを作ったところに何よりの価値があると思いますし、それが出来たのはレミゼへの強い愛と情熱があった 71期だからこそだと思います。}} {{杉}{何もないところから感動を生み出せたのがいちばんの誇りですよね！
日本中探してもうちだけじゃないかな？
だから後の世代が劇をするなら、何もないところから作り上げてほしいですよね}} {{谷}{放送部の後輩で、すごく熱心に小道具製作を手伝ってくれた子がいたんです。そういった「SFへ情熱を持った人」は後輩にもゴロゴロいるんだなぁ、と思ったんですよ。
レミゼは今年で終わりかもしれないですけど、彼らがきっとこれからもSFを引っ張って、面白いことをしてくれると、もしかしたらレミゼよりすごいことをしてくれると、僕はそう確信します。}} {{團}{SFはもっと良くなるって話ですよね...まぁ僕的にはあんま超えられたくないんですけど...。
僕らの年が一番だったと誇りたい...}} {{武}{なんかわかります…
SFはもっとようなるとか言ってるのに…}} {{山}{自分で言っちゃ何だけど、僕を超えるジャベールっていうのは星光では多分この先しばらくは無いと思ってるから、レミゼ以外の劇を見てみたいよね}} {{山}{何も劇にこだわることは無いけどね}} {{谷}{そりゃジャベールは向こう100年山下で決定版でしょうよ（笑）}} {{武}{私もちょっとしか観れてないのですが山下ジャベールが頭から離れないですもん…}} {{杉}{バルジャン役の本田、エポニーヌ役の團野、工場長役の谷澤、みんな後の世代が超えられる気がしないです}} {{本}{でもやっぱり、私たちと同じノリで「オペラ座の怪人やろうぜ！」とか「ロミオとジュリエットやろうぜ！」とか、そんなことを言い出す後輩が出てきたらぜひ応援してやりたいですね
まぁ現れなかったら、また私が言い出します}} {{杉}{レミゼ以外の劇って…他のは女性の登場多くて厳しいでしょ(笑)}} {{谷}{ミス・サイゴンやろうぜ！！}} {{山}{女性主役で草}} {{杉}{けど逆(?)にそっちで行くのもありかもね
マイフェアレディとか}} {{本}{なんかただのミュージカルオタトークになりそうな....
ジーザクライストスーパースターとか、ノートルダムの鐘とか、やってみたいのいっぱいあるよね！！！！！}}

最後にSF2024全体を振り返ってどうでした？

{{山}{なにしろ熱気がすごかったね
想像の２倍くらいグラウンドに人がいて}} {{杉}{7500人って普通にこの学校に収まる人数じゃない…
金券もなくなりかけやったし、刷ったパンフが8000部やからほぼ限界まできたね}} {{谷}{そんなに来てたの！？！？！知らなかった…}} {{本}{やっぱりこの学年になると、全体的にSFへの熱意が高まって、運営をしたり、バンドをしたり、クラスを頑張ったり、中学生のころとみんな目つきが変わってたのがかっこ良かったですね}} {{谷}{ずっと放送部室に籠って同人誌を売っていたので全然様子を見れなかったんですよ。そんな盛況だったのか。}} {{武}{そういえば当日ジャベールの格好をして校内を練り歩いてましたよね？}} {{山}{あんまり褒められたことじゃ無いですけどねw
一応、異装なわけですし}} {{谷}{ギリ宣伝行為には当たらないの、か？}} {{武}{まぁほぼ制服やし…(汗)}} {{山}{実は宣伝とかじゃなくて、気分が盛り上がりすぎて早く着替えちゃったから、校内見回ってセリフ脳内でリピートしまくってたんよな
どっかに、「♩話を聞こうか」ってできるとこ無いかなとは思ってたけどねw}} {{杉}{ファンティーヌ逮捕のシーンね、汎用性ありそう}} {{武}{見回りの時そのセリフ使えばよかった…}} {{谷}{？？？「♪ジャベール信じてくれ〜」}} {{本}{武部さんによる「♪やめろ泣き言は言い訳するな」のセリフを聞くことは来るのでしょうか....}} {{武}{一度は言ってみたいセリフですな…}} {{杉}{書類提出の遅れた団体とかに使えそうですよね}} {{武}{笑えない(笑)}}

最後に一言ずつお願いします

{{杉}{去年に続き、ピアノを担当させていただきました。去年の秋ごろに本田から頼まれて何となく了承したのが始まりですが、ここまで大きなものになるとは思いませんでした。
制作に関われたこと、本番の舞台を特等席で見ることができたこと(笑)、そして何より役者さんをピアノでサポートし、共に感動を生み出せたことは本当に幸せですし、一生忘れることのない宝物になったと思います。そして終わってしまうことへの淋しさも少し…。}} {{杉}{それでも「良かった」「感動した」という言葉を何度も聞いて、やってよかったという思いがとても強いです。ピアノを褒めてもらうことも多かったのは嬉しい限りですし、この伝説の舞台でピアノを弾けたことは僕の誇りです。この先の人生に大きな影響を与えるような気もします。
最後に、こんなに貴重な経験をさせてくれた仲間たち、見てくれた方々にはただただ感謝しかないです。
本当にありがとうございました！}} {{團}{僕は、エポニーヌ役以外は皆様と違い、ほとんど雑務なんですけどもとても貴重な体験をさせていただきました。
私個人として、劇、ましてやミュージカルなんてのは苦手なタチだったのですが、今となっては様々な舞台を見てみたいと強く思うようになりました。}} {{團}{新しい趣味とは言えるかわかりませんが、新しい視点を私に持たせてもらえたなと思います。 もし、同じような機会があれば是非やりたいと今では強く強く思います。 また、このようないい仲間と出会えてとても幸せだなと思います。}} {{山}{ジャベールではなく、歌唱指導という観点で、少し上からっぽくなってしまいますが、ほんとにみんな上手になったなぁというのが総評ですかね。
役名がある人も、無い人も、観客の皆さんにはきっとわからなかったと思いますが、二月前より個々に何倍もうまくなっています。
本番見に来れた人は、本当に、最高にラッキーです。どの練習よりも上手でしたから。僕が保証します。}} {{谷}{SF・Les Misérables にて脚本、演出、工場長役で携わらせて頂きました。谷澤です。きっと、本文を読んでくださっている方の中にはレミゼを観たという方も観ていないという方もいらっしゃるかと思いますが、ここではレミゼの一員として画面の向こうの皆様方への謝意を示したいと思います。本当にありがとうございました。
今こうして振り返ってみると私の脚本は全くもって完全とは言えませんでした。SF当日の夜、家に帰った直後から「あそこをああすればよかった」「こうすればよかった」。後悔と反省の念が渦巻いております。}} {{谷}{しかしながら、こうして無事にそこまで不味くないLes Misérablesを皆様の前にお披露目できたのはひとえに統括かつ主役の本田、歌唱指導かつジャベール役の山下、ピアノの杉田、演技指導かつエポニーヌ役の團野、そして何よりレミゼに関わってくれた40名の戦友全員のおかげです。
願わくば、彼らに喝采を。}} {{本}{演者としてというより、企画代表者として最後に語ります。
私はこの企画を通して、自分の成長や、周りの人のありがたみを実感できたことが、やりがいというか、やって良かったなと思えて、何度も涙が出ました。
去年から今年、なんなら今この瞬間まで色んな失敗の連続でした。その度に、色んな人に助けられたり、自分で解決してみようと奮闘してみたり。}} {{本}{そんな中で、自分が成長できたなと思える瞬間や、周りの人が手を差し伸べてくれた時、私は自分の不甲斐なさを反省すると共に、このLes Misérablesという楽しい企画を通して、自分の人生にとって強みになる、なにか大きなものを得られたんだ、と胸を張って言えるようになりました。}} {{本}{コーラス、演者、ピアノ、脚本、みんなそれぞれ役職によって、得たものは違うと思います。またこれを読んでいる皆さんも、見る側としてなにか感じ取るものがあったのならば、演者として、この作品の制作者の1人として、嬉しい限りです。
この企画に関わってくれた方々、そして観に来てくれた方々、本当にありがとうございました！}}

今回はLes Misérablesアフタートークをお届けしましたがいかがでしたでしょうか？

私はインタビューしていて皆さんがリラックスした表情だったのが印象的です。
それだけ自分たちを追い込んでいたんでしょうしそれだけこの企画にかけていたんだと思います。
私もリハーサルと本番を少しずつ見せてもらいましたがメンバーの魂をぶつけられているような気になりました。

またインタビューの合間も好きなミュージカルの話になったりと舞台への愛情をすごく感じました。
やはりあのメンバーだからこそのあの感動になったのだろうなと思いました。

以上Les Misérablesアフタートークでした。

お読みいただきありがとうございました！
まだ続きますのでよかったらチェックしてください。
よろしくお願いします。